【幸せを紡ぐ物語】

  1. 物語【ある光】第1話

    大きな駅を出てしばらくいくと薄暗い路地に出た。都会のビル街のまばゆい灯りの影となり、まるで数十年前から取り残されたままのような小さな家々がならんでいる。その路地をまっすぐに進んでいくと、いつものマンションに着く。

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  2. 物語【ひなたぼっこ】第2話

    りんりんりん…おばあさんと一緒にティータイムを過ごしている息子さんの耳に、どこからか小さな鈴の音が聞こえました。「母さん、今、庭から鈴の音がしなかったかい?」おばあさんは「さあ、私には何も聞こえなかったよ。きっと空耳だろうよ。」と言って紅茶をすすりました。

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  3. 物語【月夜のできごと】最終話

    「さあ、今から素敵なショーをご覧にいれますよ。なんたってここは夢の中。」女の子はそういうと軽やかにダンスを踊り始めました。夜中に一人目を覚まし不安で泣き出しそうだった男の子ですが、ママを呼びに行くのも忘れてダンスに見とれています。

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  4. 物語【黄色いバラ】最終話

    店をあとにする女性に、店主が黄色いバラを手渡しました。「あの日も黄色いバラをいただきましたね」「はい、黄色いバラの花言葉は友情です。自分の花を咲かせようとするあなたに友情のエールを贈ります」「ありがとう」女性は黄色いバラを大切そう受け取りました。

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  5. 物語【ひなたぼっこ】第1話

    おじいさんが亡くなってから、おばあさんは小さなお家に一人で暮らしています。おばあさんの家の庭はいつでも草がぼうぼうで、雑草だらけです。春になると息子さんがやってきては庭の手入れを申し出てくれるけど、おばあさんは「いいから、いいから。

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  6. 物語【月夜のできごと】第2話

    月夜の主役はこの私。女の子が我が物顔で家の中を物色していると、どこかで小さな声がしました。「ママ…」坊やが眠たげに目をこすりながらリビングに入ってきました。「ちぇっ、また坊やが起きちゃった」女の子は舌打ちをしました。

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  7. 物語【黄色いバラ】第4話

    独り言のようにつぶやいた女性に店主が言いました。「バラの季節以外にも店はやっていますよ。いつでもあなたをお待ちしています」「ありがとうございます。

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  8. 物語【祝福】最終話

    僕を懸命に育てながら、父さんの心はいつも母さんへの愛でいっぱいだったのだ。だけど、こんなにも母さんを恋しがり、さまざまな助けを求める手段に失敗し挫折しながらも、船でこの島を出るという選択はしなかった。僕の命をを守るために。

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  9. 物語【月夜のできごと】第1話

    ある三日月がキレイな晩のことです。この家に住んでいる、パパとママとお嬢ちゃんと坊やはすやすやと夢の中。窓辺に置かれたママのお気に入りの瓶やグラスが、月明かりに照らされて薄い影を作っています。その瓶の間から、勝ち気そうな顔をした小さな小さな女の子がひょっこりと顔を出しました。

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  10. 物語【黄色いバラ】第3話

    「あの時、あなたは私がなぜ泣いているのか、聞きませんでしたね」店主はだまって女性の言葉を待ちました。「私、あの日恋を失ったの」さらりとした笑顔で女性が言いました。「どうりで。

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