幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【stand alone】第1話

    私は旅をしていました。長い長い暗闇の中を一人歩く旅です。光り輝く星が見えるでしょうか。私にはまだ見えません。私はどこへ向かえばいいのでしょうか。西か東か、今はそれさえもわかりません。誰かが空を指し示し「ほら、あれがあなたの目指す星だよ」と、教えてくれたらいいのに。

  2. 物語【祝福】第2話

    父さんは僕に手紙を残していた。その手紙には僕を勇気づける言葉と、僕に守って欲しいと言う約束が3つ書いてあった。1つ目は「言葉と文字を忘れないこと」2つ目は「助けを求める努力を続けること」3つ目は「父さんを捜さないこと」僕は1つだけ約束を守らなかった。

  3. 物語【祝福】第1話

    この無人島で、僕は育った。僕の他に人間はいなかったので、もう何年も誰かと話した記憶もなかったけれど、それが普通だった。僕が子どもの頃は「父さん」と言う人がいて、僕の面倒を見てくれて、生きていくためのさまざまなことを教えてくれた。

  4. 物語【citrus】最終話

    夕方、最後のフェリーが出る時間がやってきた。僕は思わず「この島に住んじゃおうかな」とつぶやいた。女の人は僕のほうを見ずに、ただ海だけを見ながら言った。「この島は死人が住むところじゃないわ。生きた人間が住むところよ。

  5. 物語【citrus】第2話

    爽やかで甘酸っぱい香りにひかれた僕は、ジューススタンドで冷たいオレンジ色のジュースを買った。ジュースを一気に飲み干す僕の顔を見て、女の人が言った。「まるで死人のような顔をしているわ。船酔いしたの?」「大丈夫です。

  6. 物語【citrus】第1話

    島まで約30分の船旅。甲板で風に吹かれながら、1年前のことを思い返していた。1年前の僕は、人生に疲れて、人生をあきらめていた。ある朝荷物をリュックに詰め込むと、誰にも何も言わずに、一人暮らしのアパートをあとにした。

  7. 物語【すずらん】最終話

    その男の子、悪い人には見えなかったし、実を言っちゃうとちょっと好みだったんだけどね…。少しくらい一緒にお茶してもよかったかしら?なんでいつも毒発言しちゃうのかしら?あたしって気が強い割に、時々自分の毒で傷ついちゃうの。

  8. 物語【すずらん】第2話

    そうそう、とっても可愛くて可憐で幸せ感たっぷりのスズランだけど、スイートな印象とは裏腹に有毒物質をもっているの。有毒物質は特にお花や根っこの部分に多くて、もしもうっかり食べちゃったら重症の時は死んじゃうらしいわ。

  9. 物語【すずらん】第1話

    あたしはすずらんの妖精、5月生まれよ。すずらんって白くてぷっくりと垂れ下がって並んだ、小さなお花がキュート。誰だってすずらんを見たらウットリしちゃうでしょ?だからほら、自分で言うのもなんだけど、すずらんの妖精のあたしもとってもキュート。自慢じゃないけどモテモテなの。

  10. 物語【シャボン玉】最終話

    「いつもあなたを見ています。遠くの空から見ています。」今日もまたあの夢を見ました。1ヶ月に1度、必ず見る夢。どこか遠くの空から私に語りかける声がして、私は声の主を捜すのだけれど、あたりには誰も見当たりません。見上げる上空には青い色が広がり、たくさんのシャボン玉が舞っています。

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