幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【歓びの歌】

    ☆平和を祈る物語【歓びの歌】むかしむかしあるところに おじいさんとおばあさんと…お父さんとお母さんと、ひいおじいさんとひいおばあさんと、お兄さんとお姉さんと、おじさんとおばさんと、となりのおじさんとおばさんと、そのまたとなりのおじさんとおばさんと、近所の人たちと…...

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  2. 物語【cross road】前編

    私の宇宙船がこの星に不時着して半年が経ちました。右も左も分からなかった私は、親切な地球人のおばさんに助けられ、なんとか暮らしています。昼間は工場で働いて、自分の生活費を稼ぐようにもなりました。私の故郷の星にいるお父さんお母さん、どんなにか心配していることでしょう。

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  3. 物語【喝采】後編

    そんなある日、もう日が暮れた頃、空き地で1人歌う女に声をかけるものがいた。声をかけてきたのはクラシックなスーツに身を包んだ上品な紳士で、この近くにある高級クラブのオーナーだと自己紹介をした。紳士は女の歌を賞賛し、自分の店の歌手として舞台に立たないか、と誘ってきたのだ。

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  4. 物語【喝采】前編

    ある街のはずれ、真夜中になると、どこからかかすかに歌声が聞こえる。その店がどこにあるのか、誰も知らない。夜、もう日付が変わる頃になると客たちが集まり、店の中は活気づく。グラスをかたむけながら語り合う紳士淑女。婦人たちの軽やかな笑い声に、店の空気が楽しげに揺らめいた。

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  5. 物語【赤い花】

    あるところに、気だてが優しくて働き者の娘がいました。娘の家はとても貧しかったので、村の学校へも行かず、小さな妹や弟の面倒を見ながら毎日家の手伝いをして暮らしていました。娘は今日も父さんに言いつかって、一人で山へ薪を拾いに行きました。

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  6. 物語【cross road】後編

    必ずまた会える誰かを信じられるなら、一人も時には楽しいものです。でも、それは孤独ではありません。孤独が好き、なんて言う人は、本当に孤独な思いをしたことがない人なのでは?なんて思ってしまいます。ふと、故郷の星を探して空を見上げました。私はもう二度と生まれた星へは帰れないのです。

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  7. 物語【月夜のできごと】

    ある三日月がキレイな晩のことです。この家に住んでいる、パパとママとお嬢ちゃんと坊やはすやすやと夢の中。窓辺に置かれたママのお気に入りの瓶やグラスが、月明かりに照らされて薄い影を作っています。その瓶の間から、勝ち気そうな顔をした小さな小さな女の子がひょっこりと顔を出しました。

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  8. 物語【stand alone】

    私は旅をしていました。長い長い暗闇の中を一人歩く旅です。光り輝く星が見えるでしょうか。私にはまだ見えません。私はどこへ向かえばいいのでしょうか。西か東か、今はそれさえもわかりません。誰かが空を指し示し「ほら、あれがあなたの目指す星だよ」と、教えてくれたらいいのに。

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  9. 物語【夏の終わり】第1話

    この島と対岸の街をつなぐのは、1日たった1往復の船便だけ。そんな小さな離れ小島で、私は暮らしていました。学校の友だちは小学校一年生のときからずっと同じ顔ぶれで、まるで兄弟のように育ち、島全体が一つの家族のようです。

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  10. 物語【すずらん】

    あたしはすずらんの妖精、5月生まれよ。すずらんって白くてぷっくりと垂れ下がって並んだ、小さなお花がキュート。誰だってすずらんを見たらウットリしちゃうでしょ?だからほら、自分で言うのもなんだけど、すずらんの妖精のあたしもとってもキュート。自慢じゃないけどモテモテなの。

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