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幸せを紡ぐ物語
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物語【moonbow】最終話
男の子が恥ずかしそうにうなづくと、女の子は聞きました。「なぜあなたはそんなに月虹を見たいの?」男の子はさらにドギマギして答えようかどうしようか迷いましたが、小さな声でこういいました。「だって、君が毎晩悲しそうにしているから。
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物語【flower fairies】第5話
「おじいさん、バラを一輪もらえませんか?」庭の垣根の隙間から子どもが覗き込みました。「お母さんの誕生日なんです」おじいさんは小さく微笑んで、子どもにバラを一輪あげました。黄色い花の妖精は小さなタネをおじいさんの庭にそっと蒔くと、森へ帰って行きました。
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物語【moonbow】第4話
ある晩、公園の片隅で月に向かって祈る男の子に、女の子が声をかけました。「あなたはどうして毎晩月を見上げているの?」女の子は男の子が毎晩月に祈る姿を見ていたのです。男の子はドギマギしながら、月虹の話をしました。「そう、それは素敵なお話ね。でも、虹は雨が降ったあとにしか架からないわ。
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物語【night game】第2話
明日は朝からおしゃれして、外国のお店が建ち並ぶあの街へショッピングに出かけましょう。週末のパーティに着ていくドレスを選んで、宝石店でアクセサリーも買うの。お買い物に疲れたら高級なレストランで3時間かけてゆっくりランチ。
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物語【moonbow】第3話
そんなある日、男の子は知り合いから月虹の話を聞きました。月虹とは、夜に月の光で架かる虹のことです。月虹をよく見ることができるハワイのマウイ島では、月虹を見た者には「幸せが訪れる」と言う伝説があるということでした。男の子は女の子に月虹を見せてあげたいと思いました。
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物語【night game】第1話
一人で過ごす夜、大きな窓から見下ろす都会、エラい社長さんが座るようなゴージャスな椅子に身を沈めて、ゆったり時を過ごしましょう。肘掛けに置いた手にはブランデーグラス。グラスの中の琥珀色の液体から立ちのぼる芳香な香り。気分をだしてグラスをまわしてみたりして。
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物語【flower fairies】第4話
さらに次の日、黄色い花の妖精がおじいさんの庭を見に行きました。妖精が庭を見ると、おじいさんは家から椅子を持ち出して、その上に乗りアーチのバラの手入れをしていました。おじいさんは目には優しい光を、口元には微笑みをたたえています。
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物語【希望の歌】最終話
僕たちが命がけでとってきた希望の箱は空っぽだった。この箱を開ければ、太陽が輝き、空は澄み渡り、木々には緑が溢れ、みんなの顔が笑顔でいっぱいになると思ったのに…。「世界を変えられると思ったんだ。だけど…」がっくりと肩を落とす僕たちに一人の老人が言った。
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