【幸せを紡ぐ物語】

物語【flower fairies】第5話

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「おじいさん、バラを一輪もらえませんか?」
庭の垣根の隙間から子どもが覗き込みました。
「お母さんの誕生日なんです」
おじいさんは小さく微笑んで、子どもにバラを一輪あげました。

黄色い花の妖精は小さなタネをおじいさんの庭にそっと蒔くと、森へ帰って行きました。

次の朝、おじいさんが庭を見ると、錆び付いていた庭の門を黄色い花のついたツタが彩っていました。
おじいさんの目には、いつでも人々をあたたかく迎え入れていたおばあさんの笑顔が見えるようでした。

…最終話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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