幸せを紡ぐ物語

物語【風の匂い】最終話

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夕方ケンタの家まで謝りに行ったお母さんと男の子に、ケンタは「気にするな!」といい、ケンタのお母さんは「わざとじゃないんだから」と笑ってくれたのです。

その帰り道、「ケンタくんは本当に良い友だちね」というお母さんに「親友なんだよ!」と答えました。
男らしいケンタが自慢でした。

男の子は急にケンタと仲直りがしたくてたまらなくなりました。
女の子にさよならを言おうとして木の影を見ると、もう女の子の姿はありません。
秋の風の匂いだけを残して、女の子は消えていました。

男の子は大急ぎで家まで走りました。
ケンタに電話をしよう、喧嘩の理由なんか忘れちゃったけど「ごめんね」って言おう。
男の子が息を弾ませながら家に着くと、お母さんがにっこり笑って飛行機の模様の封筒を手渡してくれました。
ケンタからの手紙でした。

終わり
〈絵と文/松本圭〉

☆お読みいただきありがとうございました☆

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