幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【cross road】第1話

    私の宇宙船がこの星に不時着して半年が経ちました。右も左も分からなかった私は、親切な地球人のおばさんに助けられ、なんとか暮らしています。昼間は工場で働いて、自分の生活費を稼ぐようにもなりました。私の故郷の星にいるお父さんお母さん、どんなにか心配していることでしょう。

  2. 物語【夜間飛行】第2話

    その友だちは小説家を目指す同志なのです。家がお金持ちの友達と貧しい青年、立場は違えど同じ夢を語り合う時間を何度も持った仲間です。友達の頰は紅潮し、希望で輝いていました。青年は軽くコーヒーカップを持ち上げて「おめでとう」とにっこりしました。

  3. 物語【小さな灯】第2話

    このろうそくの庭は、小さな天使が一人で見張り番をしていました。明かりが消えてしまったろうそくに、「希望」という灯をつけるのが天使の仕事です。

  4. 物語【ミズキンバイ】最終話

    ミズキンバイの妖精は二人の願いを聞き入れ、ずっとお城の庭で暮らしました。カエルの王様と王妃様はミズキンバイの妖精を、まるで自分たちの子どものようにかわいがりました。カエルの王様と王妃様のお城の庭は、ミズキンバイでいっぱいになりました。

  5. 物語【夜間飛行】第1話

    ある街にとても貧しい青年がいました。青年は働きながら小説家を目指していました。生活費を稼ぐ仕事の合間にコツコツと小説を書いてはコンクールに挑戦していましたけれど、いつもあと一歩のところで夢はつかめません。ある晩のこと、青年は町のカフェでコーヒーを飲んでいました。

  6. 物語【小さな灯】第1話

    空の高い高いところのもっと高いところに「ろうそくの庭」はありました。広い庭には長いろうそくや短いろうそく、大きいろうそく小さいろうそく、たくさんのろうそくがあって、明かりが灯っていたり消えていたりしています。

  7. 物語【ミズキンバイ】第3話

    ある日、すっかり元気を取り戻したミズキンバイの妖精が言いました。「王様、王妃様、私を助けてくれてありがとうございます。お礼にあなたたちの願いを叶えてあげましょう」ああ、とうとうこの日が来たのか、王様とお妃様はそっと目を合わせました。

  8. 物語【candle in the wind】最終話

    「さあ、今から僕はこの世界でやるべき仕事をすることにするよ。君の心にもう一度恋の炎を灯そう。」そういってその人は小さなキャンドルを出して、火をつけた。「君はまた恋をするだろう。

  9. 物語【夜明け】最終話

    しばらくすると、すっかり葉が落ちた木々の向こう、太陽の光がかすかに空を照らし、雪の上に透き通った影を作り始めました。新しい雪、新しい足跡、新しい太陽、新しい1日、新しい希望…すべてが新しい、夜明け。凍えた指先に、昇り始めた太陽のかすかな光さえも暖かく感じられます。

  10. 物語【ミズキンバイ】第2話

    カエルの王様と王妃様は、ミズキンバイの妖精を大切に抱えて自分たちのお城へ戻りました。そして、お城の庭の、一番お日様の光が当たる場所にミズキンバイを植え、その草の上に妖精を寝かせました。眠っているミズキンバイの妖精を、お日様が暖かく照らしています。

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