【幸せを紡ぐ物語】

物語【小さな灯】第3話

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ある日、疲れて一休みしている小さな天使のところに、友だちの天使が来て言いました。
「人間って不思議だね。みんな幸せを願っているはずなのに、あっちでもこっちでも憎しみや争いばかり。
いくら希望の明かりを灯してまわったって、すぐにろうそくの灯は消されてしまう。」

友達の天使は少しあきれたようにため息をつくと、ところどころ明かりが灯ったり消えたりしているろうそくの庭を見渡しました。
「君も大変な仕事を言いつかったものだね。」
友だちの天使は、気の毒そうに小さな天使に言いました。

…第4話へつづく♪
〈絵と文/松本圭〉

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