【幸せを紡ぐ物語】

物語【夜間飛行】最終話

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やがて、小さな自分のアパートへ舞い戻った青年に、翼をつけた女性が言いました。
「あなたはどこへでも行くことができる。想像力という翼を広げて、どこへでも…」

女性はにっこり微笑むと、パサリとわずかに羽の音をさせて、夜の空へと飛び立っていきました。
呆然と立ち尽くしていた青年は慌ててベランダに近づくと、女性の姿が見えなくなった空に向かって心を込めて言いました。
「ありがとう」

それから青年は、真夜中だというのにベッドに入りもせず、机の前に座り夢中になって鉛筆を走らせ始めました。

終わり
〈絵と文/松本圭〉

☆お読みいただきありがとうございました☆

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