【幸せを紡ぐ物語】

物語【night piece】第5話

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「彼女にだって長い人生の中では色々なことがあっただろう。
だけど、家を花で飾り、いつでもきちんとおしゃれして、お気に入りのカフェでお茶を飲み、1人で夕食を食べる時もきれいに盛りつけて、豪華じゃないけど自分のために美味しいディナーを用意して。
いつも自分を楽しませることを忘れなかった」
「自分のためにディナーを?私も料理はするけど、とても自分のために手をかける気にはなれないわ」

猫は黙って私を見上げました。
「美味しい料理は愛する人のために作るものよ」
言い訳がましく言う私に猫が言いました。
「それならまずは自分を愛さなきゃ」

…最終話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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