【幸せを紡ぐ物語】

物語【恋人】第1話

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私の愛は砂のようです。
無数にあるのに、すくい取ろうとしても指の間から滑り落ち、手のひらには一粒も残らない。
サラサラとかすかな音を立て、風に舞って消えていきます。

ある日、私はあなたと出会いました。
あなたは両手を広げ、私の愛を受け止めようとしたけれど、それはいつも砂のように風に舞い、一瞬にして日常の空気に紛れてしまいます。

砂が消えた手のひらを見ても、その愛が、存在したことさえわかりません。

…第2話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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