ミズキンバイ
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物語【ミズキンバイ】最終話
ミズキンバイの妖精は二人の願いを聞き入れ、ずっとお城の庭で暮らしました。カエルの王様と王妃様はミズキンバイの妖精を、まるで自分たちの子どものようにかわいがりました。カエルの王様と王妃様のお城の庭は、ミズキンバイでいっぱいになりました。
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物語【ミズキンバイ】第3話
ある日、すっかり元気を取り戻したミズキンバイの妖精が言いました。「王様、王妃様、私を助けてくれてありがとうございます。お礼にあなたたちの願いを叶えてあげましょう」ああ、とうとうこの日が来たのか、王様とお妃様はそっと目を合わせました。
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物語【ミズキンバイ】第2話
カエルの王様と王妃様は、ミズキンバイの妖精を大切に抱えて自分たちのお城へ戻りました。そして、お城の庭の、一番お日様の光が当たる場所にミズキンバイを植え、その草の上に妖精を寝かせました。眠っているミズキンバイの妖精を、お日様が暖かく照らしています。
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物語【ミズキンバイ】第1話
あるところに、カエルの王様と王妃様がいました。王様と王妃様には子どもがなく、とても寂しく思っていました。ある日のこと、王様と王妃様がいつものように散歩に出かけると、草影で小さなミズキンバイの妖精が倒れていました。ミズキンバイという植物は地面を這うように広がって生えています。
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