幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【夏の終わり】第2話

    ある夏のこと、一日一度の船便に乗って一人の女の人が島へ降り立ち、暮らし始めました。ときおり物好きな旅人がやってくるけれど、この島へ外からの人が住み着くことは滅多にありません。島の人たちは戸惑い、女の人とは距離を置くように過ごしていました。

  2. 物語【月夜のできごと】第1話

    ある三日月がキレイな晩のことです。この家に住んでいる、パパとママとお嬢ちゃんと坊やはすやすやと夢の中。窓辺に置かれたママのお気に入りの瓶やグラスが、月明かりに照らされて薄い影を作っています。その瓶の間から、勝ち気そうな顔をした小さな小さな女の子がひょっこりと顔を出しました。

  3. 物語【夏の終わり】第1話

    この島と対岸の街をつなぐのは、1日たった1往復の船便だけ。そんな小さな離れ小島で、私は暮らしていました。学校の友だちは小学校一年生のときからずっと同じ顔ぶれで、まるで兄弟のように育ち、島全体が一つの家族のようです。

  4. 物語【stand alone】最終話

    ふと目が覚めて、私は気がつきました。きっともう、星は現れているのでしょう。足下の砂にばかり気を取られ、心の中で星を探し求め続けていたけれど、見上げれば空にはいつも満点の星空が輝いていたのです。この空に輝く星のすべてが、私の目指す星。

  5. 物語【eternity】

    昔々、ある国の王様と王妃様のもとに、かわいらしいお姫様が生まれました。お姫様はすくすくと育ち、5歳になる頃には白く陶器のような肌にバラ色のほっぺ、ゆったりとカールした美しい栗色の髪を持つ、とても可愛らしい女の子に成長しました。

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