幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【遠くへ行きたい】最終話

    ご主人様は浮き輪をつけて、果敢に波に飛び込みました。そして、海水と砂にまみれては、押し流されて波打ち際に転がっているのでした。

  2. 物語【赤い花】最終話

    背の高い若者は、そっと腰を屈めて娘の前に赤い花を差し出しました。「あなたが悲しみの中にいるとき、必ず助けにきます。もしも空から赤い花びらが舞ったら、私があなたを見守っているときです」若者は娘に赤い花を手渡すと、その花びらを一枚ぷつりと抜いて口にくわえました。

  3. 物語【遠くへ行きたい】第3話

    ある暑い日、ご主人様は水着を着て海へ向かいました。もちろん私もお供しました。いつか遠くの国へ行こう、そう心に決めたご主人様は、泳いで海を渡るつもりか、水泳の練習を始めることにしたのです。カナヅチの小さな女の子が海で泳ぐだなんて、正気の沙汰ではありません。

  4. 物語【赤い花】第3話

    いつも一人で山に入っていた娘は、若者に会うことが待ち遠しくなりました。何を話すわけでもないけれど、若者のとなりに座って、若者が握り飯を食べ水を飲むのを見届けると、薪拾いの続きをしに行くのでした。若者は、娘の介抱の甲斐あって日に日に元気になっていきました。

  5. 物語【eternity】

    昔々、ある国の王様と王妃様のもとに、かわいらしいお姫様が生まれました。お姫様はすくすくと育ち、5歳になる頃には白く陶器のような肌にバラ色のほっぺ、ゆったりとカールした美しい栗色の髪を持つ、とても可愛らしい女の子に成長しました。

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