【幸せを紡ぐ物語】

物語【羽ばたく】第1話

06_habataku

ある離れ小島に、1羽の鳥が住んでいました。
その鳥は、真っ白な大きな羽根を持っていましたが、空を飛ぶことができません。
同じ頃に卵からかえった兄弟達が飛ぶことを覚えた頃、白い鳥も毎日毎日一生懸命練習しましたけれど、他の鳥たちのように自由に空を飛べるようにはなりませんでした。

季節の変わり目には、他の鳥たちはエサを探しに遠くの場所へ旅立ちましたが、飛べない白い鳥はしかたなく、島の中を歩き回っては食べ物を探して暮らしていました。

飛べないにもかかわらずやけに大きな翼は、歩き回るのには邪魔でした。
白い鳥はバタバタと歩き回って必死でエサを探し、巡り来る季節を生き延びてきました。

…第2話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

・・・◆・・・◆・・・◆・・・


絵画作品「羽ばたく」作品詳細はこちらからどうぞ!

関連記事

「幸せを紡ぐ絵」無料メルマガ

展示・講座開催・1day講座など、最新情報はメルマガでいち早くお知らせします。

ご登録はこちらから>

公式ライン

友だち追加

松本圭のインスタ

フォローお願いします☆

@kei_atelieropal

ページ上部へ戻る