【幸せを紡ぐ物語】

物語【flower fairies】第3話

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その次の日、赤い花の妖精がおじいさんの庭を見に行きました。

妖精が庭を見ていると、おじいさんが家からジョウロを持って出てきて、花壇の花に水をやり始めました。
おじいさんは頑固そうな顔をしていましたが、目には優しい光をたたえていました。
赤い花の妖精は小さなタネをおじいさんの庭にそっと蒔くと、森へ帰って行きました。

次の朝、おじいさんが庭を見ると、色あせていたアーチに赤いバラが咲いていました。
おばあさんが自慢にしていたバラのアーチが蘇りました。

…第4話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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