【幸せを紡ぐ物語】

物語【candle in the wind】第5話

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「苦しいかい?」
「はい、苦しいです。私にとっては彼への思いは永遠だった…」

永遠の愛のはずだった。
そう思いたいのだろう。

「忘れられるのでしょうか」
「忘れなくてもいいんだよ。
時の流れというのは優しいものだ。
いつか彼との思い出も、穏やかな気持ちで思い出せる時がくる。
悲しみも憎しみも消えて、残るのは感謝だけだ」
「感謝?」
「そうだよ。恋に破れても、いつかその思い出に感謝するときがくる。」
「その頃には彼は私を忘れているわね」
「君が彼に感謝できるようになったとき、2人の間にあるのは愛だよ。
彼は君に大いなる学びを与えてくれたんだ。
たとえもう2度と会えないとしても、恋の火が途中で消え去ってしまった相手だとしても、君が成長し、悲しみを乗り越えた時には2人の間には愛が残る」

…最終話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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