【幸せを紡ぐ物語】&【創作レッスン】
6.162026
【創作レッスン】暖色と寒色とは?心に与える色の効果と絵への活かし方

幸せを紡ぐ絵 画家・アート講師
松本圭です。
私が運営していた絵画教室の子どもクラスには、「暖色と寒色のデザイン」というテーマのカリキュラムがありました。
- 暖色はどんな色がある?
- 寒色はどんな色がある?
- それぞれどんな効果があるの?
子どもたちは興味津々でした(^^
子どもたちに限らず、寒色と暖色という色の分類は私たちの生活にとっても身近ですね。
大人が絵を描く場合も、
「涼しげなイメージにしたいからこんな色の組み合わせで」
「暖かさを表現したいからこの色とこの色で」
なんていうふうに、自然に取り入れているのではないでしょうか^^
暖色寒色は感覚的に取り入れやすい色の分類ですが、知識として知っていると絵を描く上で役に立つのではないかな、と思います。
そんなわけで、今回は「暖色と寒色とは?心に与える色の効果と絵への活かし方」です♪
暖色、寒色、中性色
色には暖かさを感じる色と寒さ、冷たさを感じる色があります。
色彩が人間に与える心理的な効果としてはよく知られていると思いますが
暖かさを感じる色を「暖色」
寒さや冷たさを感じる色を「寒色」
と言います。
- 暖色…赤、だいだい、ピンク、黄などのように暖かそうな色のグループ
- 寒色…青緑、青、青紫、水色などの冷たさを感じさせる色のグループ
- 中性色…黄緑、緑、紫、無彩色などどちらにも属さない色
色相環図で見てみると下記のようになります。
色相環図とは、三原色(赤・青・黄色)と三原色のうちの2色を合わせた色を円状に並べた図です。

中性色のグループに分けられている赤紫ですが、私の印象では暖かみを感じる色だな〜なんて思ったり。
色から受ける感覚は個人差がありますので、参考までにご覧ください。
生活の中に生かされている色の効果
お店に並んでいる商品など、さまざまなモノに色の効果を取り入れられています。
私たちが暮らす日本は四季がありますので、暖色や寒色という言葉を知らなくても、日本人は自然に色の効果を上手に生活に取り入れています。
冬は暖色系の暖かみのある色を、夏は青や水色の涼しげな色を、といった風に季節によってインテリアやファッションに上手に取り入れ、色による体感温度を調節しているんですね。
この色の印象の効果と言うのは温度的なことだけじゃなくて、例えばファッションに取り入れれば「寒色系のファッションで知的でクールな印象」とか「暖色系のファッションで明るくて暖かい印象」など、人の個性や印象を効果的に表現することにも役立っています。
絵を描く時にも
「暖かみのある絵にしたい」
「クールでかっこいい絵にしたい」
「情熱的なイメージの絵にしたい」
「静かな印象の絵にしたい」
などの描きたいイメージがある場合、特に「暖色って?寒色って?」などとは考えなくても自然に取り入れているのではないでしょうか?
暖色・寒色は体にも影響を与えている?
色は暖かさや冷たさを人に感じさせる印象だけではなく、暖色は交感神経に、寒色は副交感神経に作用すると言われています。
交感神経は主に活動しているときに働き、副交感神経はリラックスしているときに働くため、
- 元気で活発になりたい時には暖色を使って交感神経を活性化させる
- 落ち着いて静かな時間を過ごしたいときは寒色を使って副交感神経を活性化させる
なんていう風に、上手に色を取り入れることで体にも自分が望んだ効果を与えることができるのかもしれません。
色の影響ってすごいですね!
実際に、暖色である赤色を見続けていると体温や血圧があがり、寒色である青を見続けていると体温や血圧が下がる、なんて実験結果も報告されているそうです。
また、暖色系の色の方が食べ物がおいしそうに見えるから、レストランなどは暖色のインテリアの方が多い。
反対に、青などの寒色系は食欲が落ち着くからダイエットに良い!
なんて、食欲に影響を与えるらしいことも聞いたことがあるのではないでしょうか(^^
絵を描く時に色の影響を生かすには
例えば、静かで幻想的な月夜の物語を描くなら、青や紫、水色などの寒色系が似合うかもしれません。
反対に、家族のぬくもりや幸せな時間を描きたいなら、オレンジや黄色、赤などの暖色系が自然と選ばれるかもしれません。
私たちは無意識のうちに色からさまざまな印象を受け取っています。
だからこそ、色を選ぶことは「何を描くか」と同じくらい、「どんな気持ちを伝えたいか」を選ぶことでもあるのです。
それだけ、色が作品の印象を左右する力は大きいってことなのですね。
絵は「形、色、陰影、質感、量感」5つの要素で構成されています。
創作で絵を描く場合は、陰影、質感、量感以上に色は重要なのでは…と私は思っています。
- 冷たく凍ってしまった心を表現するには寒色系を使うとか
- 元気な自分を表現したいときは赤やオレンジの暖色系を使うとか
- 暖色でも寒色でもない中間色で穏やかなイメージを出すとか
知識としてちょっと知っておくと良いと思います。
もちろん、創作で絵を描く場合、「色の効果を計算して描きましょう」ということではありません。
自分が描きたい・表現したいもののイメージで使いたい色を感性で選んでいいと思います。
でも、「暖かい印象の絵にしたい!」「クールな印象の絵にしたい!」って明確な目的がある場合は、色の効果の知識があると役立つのではないでしょうか。
まとめ
「暖色と寒色とは?心に与える色の効果と絵への活かし方」をまとめると
-
- 色には「暖かさを感じる色を暖色」「寒さや冷たさを感じる色を寒色」「暖色寒色どちらにも属さない中性色」がある
- 暖色系で暖かみのあるイメージ、寒色系でクールで涼しげなイメージ、など、生活やファッションに取り入れられている
- 絵を描くうえでも意識的に色の効果を取り入れて、自分が表現したいイメージを作ることができる。
心とも深く関わっている色の世界、絵を描く上で大きな大きなウェイトを占めている重要な要素です。
絵を描く時にちょっとしたヒントとして、参考にしていただければと思います(^^
色の基本となる三原色については「絵を描く幅が広がる色の知識〜色の三原色、光の三原色、絵の具の三原色」でご紹介しています。
有彩色と無彩色の違いや、明度や彩度との関係などは「有彩色と無彩色とは?色をもっと自由に使いこなすための基礎知識」でご紹介しています。
あなたがいつも、優しい光と美しいインスピレーションに包まれていますように✨
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