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【創作レッスン】絵の具に毒性はある?顔料の種類と安全な使い方を画家が解説

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幸せを紡ぐ絵 画家・アート講師
松本圭です。

絵を描く方の中には
「絵の具には毒性があるの?」
と気になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。

絵の具の色の材料には「顔料」「染料」があります。

顔料は水に溶けない色の粒子で、紙やキャンバスの上に定着して色になります。
一方、染料は水に溶けて素材を染める性質があります。

絵の具の多くは、耐久性の高い顔料を使って作られています。
その顔料の中には、天然の鉱物や金属をもとにしたものもあり、色によっては注意が必要なものもあります。

例えば

  • カドミウム系の赤や黄色
  • コバルトを含む青
  • クロムを含む黄色

などは、顔料の成分に金属が含まれているため、絵の具のチューブに注意マークが付いていることがあります。

とはいえ、現在販売されている絵の具は安全性にも配慮されており、通常の使い方をしていれば過度に心配する必要はありません。

この記事では

  • 絵の具の毒性について
  • カドミウムやコバルトなど顔料の特徴
  • 絵を描くときに気をつけたいこと

を、画家の視点からわかりやすくご紹介します。

以前運営していた絵画教室のブログで、閲覧数が多い記事の一つが
「絵の具の毒性について」
でした。

確かに、小さなお子さんがいらっしゃる親御さんは気になるところかもしれませんね!

ご安心ください^^
サクラやペンテルなどの児童用絵の具に関しては、毒性のある顔料などは使われていません。

え?ということは普通の絵の具は毒性があるの?

と、意外に思われた方もいるかもしれませんが、色によっては毒性があるものがあり、チューブの裏に警告マークが記載されています。

メーカーによってマークの色は若干違うかもしれませんが
「オレンジの四角に黒い×」
などです。

画材屋さんに行く機会があったら、シアンやカドミウム系の色などの絵の具の、裏面を見てみてください。

絵の具の色の材料になる顔料には、天然の鉱物などが含まれているものがあります。
そのため、顔料の種類によっては毒性を持つ成分が含まれる場合もあるのです。

毒性マークがる色はいくつかありますが、例えば、赤系の色でよく知られているのがカドミウムレッドカドミウムイエローです。

これらはカドミウムという金属を含む顔料で、とても発色が良く、プロの画家にも長く愛用されてきました。

ただしカドミウムは重金属の一種なので、絵の具として使用する場合でも「誤って口に入れないようにする」「粉末顔料を吸い込まないようにする」といった注意が必要とされています。

また、鮮やかな黄色のクロムイエローは、クロムという金属を含む顔料から作られており、こちらも重金属系の顔料です。

昔の絵画ではよく使われていましたが、現在ではより安全な代替顔料が使われることも多くなっています。

青系では、コバルトブルーという色があります。

コバルトを含む顔料で、美しい透明感のある青色が特徴ですが、こちらも金属を含む顔料なので扱うときには注意が必要とされています。

そして、よく「シアン系」と呼ばれる青緑の色には、フタロシアニンブルー(フタロブルー)やフタログリーンなどがあります。

これらは比較的新しい合成顔料で、発色が非常に鮮やかで耐久性が高いことから、現在の絵の具では広く使われています。

フタロシアニン系顔料は、重金属系顔料に比べると毒性はかなり低いとされていますが、どんな画材でも基本的には「口に入れない」「手についた絵の具をそのままにしない」といった基本的な注意は大切ですね。

また、昔の絵の具には現在よりも毒性の強い顔料が使われていたこともありました。

例えば「鉛白(えんぱく)」という白い顔料には鉛が含まれており、ルネサンス時代の画家たちも使用していました。

現在では安全性の高いチタンホワイトなどが主流になっています。

こうして見ると、絵の具の色の背景には、鉱物や化学の世界が広がっています。

自然界の鉱物が私たちの絵を彩っているかと思うと、ロマンを感じますね^^

「昔、青い絵の具を使うのが好きな画家が筆先を舐める癖があり、中毒で亡くなってしまった…」
なんて、嘘か本当かわからない(多分都市伝説?)話を聞いたことがある人もいるかもしれません(笑

色の材料を知ると、普段使っている絵の具がちょっと違って見えてきます。

現代社会では、絵の具メーカーのサイトなど見ると有毒マークがある絵の具でも、実際には急性中毒などを引き起こす可能性はほとんどないそうです。

ただ、小さなお子さんが「児童用絵の具以外」を使う場合などは注意したほうがいいですね。

絵の具を使うときは、基本的に次のことを気をつけておくと安心です。

  • 筆を口にくわえない
  • 手についた絵の具は洗う
  • 粉末顔料を吸い込まない
  • 子どもには児童用絵の具を使う

こうした基本を守れば、通常の絵画制作で健康被害が起きることはほとんどありません。

ただ、うっかりものの私は、
水を飲みながら絵を描いていて筆を筆洗ではなくてコップの水で洗ってしまった!
なんてことがありました^^;
ちゃんと飲む前に気がつきましたけれど…。

絵を描いている人とあるある?かもしれませんが、大人の方もうっかりには気をつけましょう!

「絵の具の毒性」や「安全な画材」については、気になる方も多いテーマですね。

絵の具の背景を少し知ると、いつもの色もどこか愛おしく感じられるかもしれません^^

画材の知識を少し知っておくと、安心して創作を楽しむことができます。
これからもアートを楽しむためのヒントを、少しずつご紹介していきますね!

あなたがいつも、優しい光と美しいインスピレーションに包まれていますように✨

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