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【創作レッスン】アクリル絵の具とは?アクリル絵の具の特徴と必要な道具

【創作レッスン】アクリル絵の具とは?アクリル絵の具の特徴と必要な道具を解説

幸せを紡ぐ絵 画家・アート講師
松本圭です。

紙やキャンバスをはじめいろいろなものに描けて、便利で楽しいアクリル絵の具。

水で扱える手軽さがありながら、乾けば耐水性になり何度も塗り重ねられ、多彩な表現ができます。

私もキャンバスに描くときはアクリル絵の具を使っています。

絵を描くときの色を重視している私にとっては、発色の美しさも大きな魅力!

今回はそんなアクリル絵の具の特徴や必要な道具についてのお話です。

アクリル絵の具は、1950年代頃にアメリカで生まれた比較的新しい画材です。
それ以前は油絵具や水彩絵の具が主流でしたが、「水で扱えて、乾くと丈夫になる」という特徴から、多くの画家やデザイナーに広まりました。

アクリル絵の具は、顔料とアクリル樹脂(アクリルエマルション)を混ぜ合わせた絵の具です。

描いている間は水で薄めたり筆を洗ったりできますが、水分が蒸発すると耐水性になります。

つまり、水彩絵の具のような手軽さと、乾いた後の丈夫さをあわせ持った画材なのです。

現在では、美術作品だけではなく、イラスト、壁画、看板制作、DIY、クラフトなど幅広い分野で使われています。

私もキャンバス作品では主にアクリル絵の具を使っていますが、一番気に入っているのは「失敗を恐れず描けること」です。

乾けば上から何度でも描き直すことができるので、「ここをもう少し明るくしたい」「背景の色を変えたい」と思った時にも修正しやすく、表現を育てながら制作できます。

初心者の方にも扱いやすく、経験を積んでも表現の幅がどんどん広がっていく、とても魅力的な画材です。

  • 水彩絵の具のように水で溶いて描ける水溶性の絵の具だが、乾くと耐水性になる
  • 速乾性である
  • 接着力が強く、紙だけではなくいろいろなものに描ける

といったことになります。

水を使って描ける、というところが気軽で使いやすいですね(^^

ガラスなど専用の下地剤がいる場合もありますが、キャンバス、紙、紙粘土、木材、などは大抵普通に使えます。

アクリル絵の具とアクリルガッシュは、どちらもアクリル樹脂を使った絵の具ですが、全く別物の絵の具、と以前画材メーカーの人にからも聞きました。

大きな違いは「仕上がりの質感」と「透明感」です。

一般的なアクリル絵の具は透明感があり、色を重ねることで奥行きのある表現ができます。薄く塗れば水彩画のような軽やかな表現もできますし、絵の具を厚く使えば油絵のような力強い表現も可能です。

一方、アクリルガッシュは顔料の量が多く、不透明でマットな仕上がりになります。

下の色を隠しやすいため、イラストやデザイン、ポスター制作などにもよく使われています。

どちらも乾けば耐水性になりますが、

  • 透明感や重ね塗りを楽しみたい
  • はっきりした色で描きたい

というように、どのような表現をしたいかによって使い分けるとよいですね。

ちなみに私は長年アクリルガッシュで制作してきましたが、最近はアクリル絵の具のツヤ感を気に入っていて、併用しています。

どちらが優れているということではなく、描きたい作品や表現したい雰囲気によって選ぶ画材なのですね。

アクリルガッシュは特徴として「厚塗りしすぎるとひび割れる」というデメリットがありますが、ひび割れるような使い方をしなければひび割れません。

私はもう30年前くらいからアクリルガッシュを使っていますが、ひび割れたことはありません。

こちらも画材メーカーの人に確認したことですが、アクリルガッシュだから過度に劣化しやすいということはなく、絵の具の劣化は保存状態などに大きく左右する、ということでした。

アクリルガッシュを使う場合は厚塗りのし過ぎに注意しつつ、ガッシュならではの発色の美しさを楽しましょう。

キャンバスに描く時を例に説明します。

アクリル絵の具、またはアクリルガッシュ

ジェッソは、キャンバスや木材などに絵を描く前に塗る下地剤です。

表面を整え、絵の具の定着や発色を良くする役割があります。

市販のキャンバスはあらかじめジェッソが塗られているものも多いですが、私は作品制作では必要に応じてもう一度ジェッソを塗ってから描き始めています。

ちなみに、ジェッソは白だけではなくてカラージェッソといういう色付きのものもあります。

下地剤の色を変えることでも表現の違いを楽しむことができます。

アクリル絵の具の魅力は、多彩なメディウムを使って表現の幅を広げることができること。

メディウムとは、アクリル絵の具に混ぜたり下地に使ったりして、絵の具の性質を変えるための補助材です。

「もっとツヤを出したい」「乾く時間をゆっくりにしたい」「厚みを付けたい」など、表現したいことに合わせてさまざまな種類があります。

例えば、

  • グロスメディウム……透明感やツヤを出す
  • マットメディウム……落ち着いたツヤ消し仕上げにする
  • モデリングペースト……盛り上げて立体感を作る
  • ジェルメディウム……絵の具に厚みや透明感を加える
  • リターダー……乾燥を遅らせ、ぼかしやグラデーションを作りやすくする

などがあります。

最近では、砂のような質感になるものや、ひび割れを表現するものなど、特殊なメディウムもたくさん販売されています。

もちろん、最初から全部そろえる必要はありません。

メディウムを使わなくてもアクリル絵の具だけでも十分楽しめますし、「こんな表現をしてみたい」と思った時に少しずつ試してみるのがおすすめです。

メディウムを使う楽しさは、絵の具だけでは表現できなかった世界が広がることです。

例えば、光を受けてきらりと輝く質感を作ったり、絵肌に立体感を持たせたり、柔らかなぼかしを作ったりと、作品の印象を大きく変えることができます。

私は基本的には絵の具だけで制作するのが好きですが、最近は表面の質感を変化させたいな〜と思っていて、メディウムを使うこともあります。

アクリル絵の具の魅力は、絵の具そのものだけでなく、こうしたメディウムを組み合わせることで、自分だけの表現をどんどん広げられるところにもあるのですね!

アクリル絵の具は水で溶けますが、乾くと耐水性になるので、うっかり水彩絵の具のパレットを使ってしまうと、乾いたら専用の溶剤を使わないと絵の具が落ちなくなってしまいます。

なので、アクリル絵の具を使う場合のパレットは、使い捨ての紙パレットなどがおすすめです。

紙パレットは表面を耐水性に加工した紙が何枚か束になったもので、画材屋さんで売っています。

紙パレット(ペーパーパレット)は100円ショップで売っていることもありますが、紙パレット以外の使い捨ての容器や、プラスチックのお菓子などの空き容器をきれいに洗っても代用できます(^^

水入れは私は普通に水彩絵の具を使うときの水入れを使っています。

なので私の水入れは、乾いて落ちないアクリル絵の具でかなりカラフルです(笑

これも、使い捨ての容器や空き瓶、お菓子の空き容器をきれいに洗ったものや紙コップなどで代用してもいいと思います。

筆というのは本当にピンからキリまでありますが、アクリル絵の具は筆が痛みやすいので、獣毛などの高価な筆は向いていません。

手頃な筆で
紙に水彩絵の具のように水をたっぷり使って描く場合はやわらかい筆、
キャンバスに描く時など、絵の具を水っぽくないしっかしした濃度で使いたい場合はコシがある筆、
と言った感じで、どんな表現をしたいかによって選ぶと良いと思います。

私はアクリル絵の具ではキャンバスに描くことが多いので、ペンてるの「ネオセーブル」というナイロン筆を使っています。
おすすめポイントは

  • 筆先のまとまりが良い
  • コシがある
  • サイズや種類が多い
  • ホームセンターなどで購入できる
  • 買いやすい値段

筆は価格もピンからキリまでありますが、筆が痛みやすいアクリル絵の具に使う筆は、買い換えやすい価格であることもポイントですね^^

雑巾、ティッシュ、紙コップ(絵の具を大量に使う場合はパレットじゃなくて紙コップに絵の具液を作ります)、机に敷く新聞

などでしょうか。

ご自宅で使う場合、アクリル絵の具が家具などに付くと落ちないので、必ず新聞紙などを敷いて作業しましょう。

・・・

アクリル絵の具は、初心者の方にも扱いやすく、水彩画のような軽やかな表現から、キャンバスにしっかり描き込む作品まで幅広く楽しめる画材です。

ぜひ、自分が描きたい世界に合わせて、アクリル絵の具ならではの表現を楽しんでみてくださいね^^

画材選びで迷ったら、こちらの記事も参考にどうぞ。

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