【幸せを紡ぐ物語】

物語【夜の風に吹かれて】第2話

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星明かりを頼りに、かつては店だったと思わしき建物を見つけて、暗がりの中あれこれ物色したが、あめ玉一個も見当たらない。
あてどない私の旅路も、このゴーストタウンで終わりを迎えるのだろうか?
飢えて最後を迎えるなどとはなんと空しいことか。

空腹ですっかり弱気になりながら、暗がりの町を歩き続けると、思いがけず一軒の家に明かりが灯っているのが見えた。
誰もいないこの町になぜ明かりが?
一瞬恐怖に駆られたが、空腹には逆らえない。
明かりがついていると言うことは、あの家の中には誰かがいるのだ。
誰かがいると言うことは食べ物もあるはずに違いない。

…第3話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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