【幸せを紡ぐ物語】

物語【月夜のできごと】第1話

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ある三日月がキレイな晩のことです。
この家に住んでいる、パパとママとお嬢ちゃんと坊やはすやすやと夢の中。

窓辺に置かれたママのお気に入りの瓶やグラスが、月明かりに照らされて薄い影を作っています。
その瓶の間から、勝ち気そうな顔をした小さな小さな女の子がひょっこりと顔を出しました。

女の子はまるで舞台のダンサーのように、窓辺でくるりと一回り…。
月明かりに照らされたリビングルームは夜の静けさに満ちています。
しめしめ、みんなすやすや眠っているぞ、さて、今夜はどんなお楽しみをしようかな?

眠っている坊やのお顔にひげを描こうかな?
そうだ、お嬢ちゃんの大事なお人形のドレスを着ちゃおう。
それから、ママの大切なアクセサリーを失敬して、とってもおしゃれな淑女になって、パパの大きなおなかの上で、舞踏会のように踊ろうかしら?

…第2話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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