幸せを紡ぐ物語

物語【睡蓮】第2話

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気のせいか…と思って、池へ目をやると、池に浮かぶ睡蓮の葉の上に、背中に羽をつけた小さな少女が座っている姿が目に入りました。
少女の大きさは、若者の手のひらに乗るくらいでしょうか。
旅の疲れが見せる幻か、と思い、若者は目をこすりもう一度池を見ましたが、やはり睡蓮の葉の上に少女がいます。

少女も若者に気がつき、一瞬戸惑ったようすを見せながらも若者に話しかけました。
「旅の方、驚かないでください。私は睡蓮の妖精です。羽を痛めてしまいまして休んでいるところです。」
睡蓮の妖精は若者をじっと見つめてから、意を決したようにいいました。

…第3話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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