【幸せを紡ぐ物語】

物語【moonbow】最終話

moonbow

男の子が恥ずかしそうにうなづくと、女の子は聞きました。
「なぜあなたはそんなに月虹を見たいの?」
男の子はさらにドギマギして答えようかどうしようか迷いましたが、小さな声でこういいました。
「だって、君が毎晩悲しそうにしているから。君の笑顔を見たかったんだよ」

「私のために…」
女の子はとってもびっくりして、静かに男の子を見上げました。
それからにっこり笑って、男の子のほっぺにキスをしました。
すると、今まで何事もなかった満月に、まるでお月さまが笑っているかのように、まあるく優しい光の虹がかかりました。

終わり
〈絵と文/松本圭〉

☆お読みいただきありがとうございました☆

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