【幸せを紡ぐ物語】
5.22022
物語【恋人】最終話
そんなあなたの姿に、まるで暗闇に光が差し込むかのように愛おしさがこみ上げ、私の頬をあたたかい涙がつたいました。
私は、砂に足をとられながら、立ち尽くすあなたのもとへ駆け寄りました。
手のひらから滑り落ち、あなたのまわりを埋め尽くした砂、それは私の愛です。
あなたが立っている場所は、私の愛の真ん中です。
どうぞ素足になって、足跡をつけてください。
終わり
〈絵と文/松本圭〉
☆お読みいただきありがとうございました☆
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