【幸せを紡ぐ物語】

物語【happy moon】第3話

happy_moon

2人はふと、ベンチが1つあるだけの寂れた公園に目を留めました。

「ねえ、見て。あの公園にいる男の人。一人ぼっちで考え込んでいるわ。」
「そうだね、深刻そうな顔をしているね。」
「問題に立ち向かおうとしているのね。」
「まだ心が揺れているけど、きっと立ち向かえるさ。」

「さあ、あと一歩の勇気がでる魔法をかけてあげましょう。」

羽の生えた女の子が手のひらを広げてふうっと息を吹きかけると、月の下に広がる街に、一枚の羽根が舞い降りました。
黄金の羽根は公園の男の人のもとに届くと、淡雪のように消えました。

…第4話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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