幸せを紡ぐ物語

物語【朝の仕事】最終話

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私は歯を食いしばって両足に目一杯の力を込めて走りました。
ちょっと前を走る相手をわずかに抜き去ると、私はアンカーにバトンを手渡しました。

閉会式が終わり、荷物を持って校門を出るとお父さんが待っていました。
「ごめんな。仕事がなかなか終わらなくて。弁当の時間に間に合わなかったよ」
「うん、大丈夫。お父さん、リレー見てくれたよね」
「すごい走りだったぞ」
「うん」

家に帰る途中、お父さんと私は夕ご飯のお惣菜を買いにいつものスーパーへ寄りました。
お父さんは私の大好物のシュークリームを、買い物かごにそっと入れてくれました。

翌日の日曜日、気持ちが良い青空が広がっています。
昨日着た体操着を洗濯し、パンっと広げて物干しに干すと、これから高くなるお日さまにたくしました。
夕方にはからっと気持ちよく乾いていることでしょう。

終わり
〈絵と文/松本圭〉

☆お読みいただきありがとうございました☆

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