幸せを紡ぐ物語

物語【赤い花】第1話

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あるところに、気だてが優しくて働き者の娘がいました。
娘の家はとても貧しかったので、村の学校へも行かず、小さな妹や弟の面倒を見ながら毎日家の手伝いをして暮らしていました。

娘は今日も父さんに言いつかって、一人で山へ薪を拾いに行きました。
山道をだいぶ歩き、喉を潤そうと思った娘が小さな滝へ向かって歩いて行くと、古い木の陰に背の高い若者が倒れていました。

若者はずいぶんと弱っていましたが、気は確かなようです。
娘が恐る恐る近づくと、目を開き「娘さん、すまないが水を飲ませてもらえませんか」と小さな声でいいました。
娘は黙ってうなづくと、急いで滝まで水を汲みに行きました。

…第2話へ続く
〈絵と文/松本圭〉

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