幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【夜明け】最終話

    しばらくすると、すっかり葉が落ちた木々の向こう、太陽の光がかすかに空を照らし、雪の上に透き通った影を作り始めました。新しい雪、新しい足跡、新しい太陽、新しい1日、新しい希望…すべてが新しい、夜明け。凍えた指先に、昇り始めた太陽のかすかな光さえも暖かく感じられます。

  2. 物語【夜明け】第2話

    あるとても寒い晩、もうすぐ夜が明ける頃、少女はそっと家の外に出ました。雪は宵のうちに止み、降り積もった雪が淡く光り輝いています。見上げると、空にはまだ冬の夜を彩る星たちが輝いていました。「お母さん、いってきます。私、神様のご褒美が何か知りたいの。

  3. 物語【夜明け】第1話

    山のふもとの村に住む少女は、冬のあいだ夜になるとお母さんの針仕事を手伝います。少女のお父さんは町へ仕事に出かけ、春になるまで帰ってきません。ある晩、お母さんが針仕事をしながらこんな話をしてくれました。「この村にはね、昔からの言い伝えがあるのよ。

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