幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【flower fairies】第5話

    「おじいさん、バラを一輪もらえませんか?」庭の垣根の隙間から子どもが覗き込みました。「お母さんの誕生日なんです」おじいさんは小さく微笑んで、子どもにバラを一輪あげました。黄色い花の妖精は小さなタネをおじいさんの庭にそっと蒔くと、森へ帰って行きました。

  2. 物語【night game】第2話

    明日は朝からおしゃれして、外国のお店が建ち並ぶあの街へショッピングに出かけましょう。週末のパーティに着ていくドレスを選んで、宝石店でアクセサリーも買うの。お買い物に疲れたら高級なレストランで3時間かけてゆっくりランチ。

  3. 物語【moonbow】第2話

    次の晩も、その次の晩も、男の子は公園を通りました。あの女の子のことが気になって仕方がなかったのです。女の子はいつも悲しそうに公園のベンチに座っていました。

  4. 物語【flower fairies】第4話

    さらに次の日、黄色い花の妖精がおじいさんの庭を見に行きました。妖精が庭を見ると、おじいさんは家から椅子を持ち出して、その上に乗りアーチのバラの手入れをしていました。おじいさんは目には優しい光を、口元には微笑みをたたえています。

  5. 物語【night game】第1話

    一人で過ごす夜、大きな窓から見下ろす都会、エラい社長さんが座るようなゴージャスな椅子に身を沈めて、ゆったり時を過ごしましょう。肘掛けに置いた手にはブランデーグラス。グラスの中の琥珀色の液体から立ちのぼる芳香な香り。気分をだしてグラスをまわしてみたりして。

  6. 物語【moonbow】第1話

    ある晩のこと、男の子が公園を歩いていると、女の子が寂しそうにベンチに座っていました。頼りなげな細い肩が月明かりに照らされています。男の子はその姿が気にかかりましたが、声を掛けることなくそっと通り過ぎました。次の晩、男の子が公園を通ると、またあの女の子がベンチに座っていました。

  7. 物語【flower fairies】第3話

    その次の日、赤い花の妖精がおじいさんの庭を見に行きました。妖精が庭を見ていると、おじいさんが家からジョウロを持って出てきて、花壇の花に水をやり始めました。おじいさんは頑固そうな顔をしていましたが、目には優しい光をたたえていました。

  8. 物語【希望の歌】最終話

    僕たちが命がけでとってきた希望の箱は空っぽだった。この箱を開ければ、太陽が輝き、空は澄み渡り、木々には緑が溢れ、みんなの顔が笑顔でいっぱいになると思ったのに…。「世界を変えられると思ったんだ。だけど…」がっくりと肩を落とす僕たちに一人の老人が言った。

  9. 物語【どこかで誰かが】最終話

    世界中で自分だけが一人のような気がしていたけれど、この世界のどこかにいる誰かと、心は通じている…。少女の心の中に、お月さまの穏やかな輝きのような優しい温もりが、ふんわりと広がっていきました。「お月さま、どうかその人たちに伝えてください。どうぞ暖かくして眠ってください。

  10. 物語【flower fairies】第2話

    次の日、ピンクの花の妖精がおじいさんの庭を見に行きました。妖精が荒れた庭を見ていると、おじいさんが家から出てきて庭のベンチに座りました。おじいさんは確かに頑固そうな顔をしていましたが、寂しそうな目をしていました。

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