幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【桜の季節】第1話

    ある春の日、その年一番桜が美しかった日。満開の桜の花を眺めながら、あなたがつぶやきました。「優しさとは…」「優しさとは?」私はあなたに問い返しました。あなたは私を見つめ、黙ったまま微笑みました。それがあなたの優しさ。

  2. 物語【moonbow】第4話

    ある晩、公園の片隅で月に向かって祈る男の子に、女の子が声をかけました。「あなたはどうして毎晩月を見上げているの?」女の子は男の子が毎晩月に祈る姿を見ていたのです。男の子はドギマギしながら、月虹の話をしました。「そう、それは素敵なお話ね。でも、虹は雨が降ったあとにしか架からないわ。

  3. 物語【flower fairies】最終話

    しばらくして三人の妖精がおじいさんの庭を見に行きました。妖精たちが庭を見ると、おじいさんの庭は色とりどりの花でいっぱいになっていました。庭の門は開け放たれ、町の人たちが次々におじいさんの庭を訪れていました。

  4. 物語【night game】最終話

    ふと我に返って見回す部屋は、どう見ても質素な一人暮らし。窓の向こうのベランダでは、取り入れ忘れた洗濯物が揺れています。

  5. 物語【moonbow】第3話

    そんなある日、男の子は知り合いから月虹の話を聞きました。月虹とは、夜に月の光で架かる虹のことです。月虹をよく見ることができるハワイのマウイ島では、月虹を見た者には「幸せが訪れる」と言う伝説があるということでした。男の子は女の子に月虹を見せてあげたいと思いました。

  6. 物語【flower fairies】第5話

    「おじいさん、バラを一輪もらえませんか?」庭の垣根の隙間から子どもが覗き込みました。「お母さんの誕生日なんです」おじいさんは小さく微笑んで、子どもにバラを一輪あげました。黄色い花の妖精は小さなタネをおじいさんの庭にそっと蒔くと、森へ帰って行きました。

  7. 物語【night game】第2話

    明日は朝からおしゃれして、外国のお店が建ち並ぶあの街へショッピングに出かけましょう。週末のパーティに着ていくドレスを選んで、宝石店でアクセサリーも買うの。お買い物に疲れたら高級なレストランで3時間かけてゆっくりランチ。

  8. 物語【moonbow】第2話

    次の晩も、その次の晩も、男の子は公園を通りました。あの女の子のことが気になって仕方がなかったのです。女の子はいつも悲しそうに公園のベンチに座っていました。

  9. 物語【flower fairies】第4話

    さらに次の日、黄色い花の妖精がおじいさんの庭を見に行きました。妖精が庭を見ると、おじいさんは家から椅子を持ち出して、その上に乗りアーチのバラの手入れをしていました。おじいさんは目には優しい光を、口元には微笑みをたたえています。

  10. 物語【night game】第1話

    一人で過ごす夜、大きな窓から見下ろす都会、エラい社長さんが座るようなゴージャスな椅子に身を沈めて、ゆったり時を過ごしましょう。肘掛けに置いた手にはブランデーグラス。グラスの中の琥珀色の液体から立ちのぼる芳香な香り。気分をだしてグラスをまわしてみたりして。

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