幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【happy moon】最終話

    がっくりと肩を落としていた老人の目の前に、空から何かがふわりと落ちてきました。老人が落ちてきたものを拾うと、それは黄金に輝く羽根でした。老人がはっと我に返ったように空を見上げると、空には特別魅力的な三日月が輝いていました。老人は三日月を見上げながらいく粒もの涙を流しました。

  2. 物語【happy moon】第5話

    しばらくたわいないおしゃべりを楽しんでいた男の子と女の子は、ふと、町外れの公園に目を留めました。「ねえ、見て。あの公園にいる老人。人生に絶望しているようにみえるわ。」「そうだね。とても悲しそうだ。」「絶望の淵から救い出す方法はあるのかしら。」「それは本人の心次第だからね。

  3. 物語【happy moon】第4話

    下を向いて考え込んでいた男の人は、ふと顔を上げました。その瞳には迷いの色はありませんでした。夜空に輝く三日月を見上げ、何かを決意したように一つ深呼吸をして立ち上がると、鞄を持って歩き出しました。さっきまで丸く縮こまっていた男の人の背中は、月の光を浴びて力強く輝いています。

  4. 物語【happy moon】第3話

    2人はふと、ベンチが1つあるだけの寂れた公園に目を留めました。「ねえ、見て。あの公園にいる男の人。一人ぼっちで考え込んでいるわ。」「そうだね、深刻そうな顔をしているね。」「問題に立ち向かおうとしているのね。」「まだ心が揺れているけど、きっと立ち向かえるさ。

  5. 物語【happy moon】第2話

    「さあ、仲直りの魔法をかけてあげよう」羽の生えた男の子が手のひらを広げてふうっと息を吹きかけると、月の下に広がる街に、一枚の黄金の羽根が舞い降りました。黄金の羽根は公園の恋人たちのもとに届くと、2人の頭の上で淡雪のように消えました。喧嘩をしていた恋人たちは、ふとお互いの顔を見ました。

  6. 物語【happy moon】第1話

    都会の夜空、今夜は特別魅力的な三日月が輝いています。その三日月に仲良く腰をかける小さな影が二つ…。夜の街を見下ろしながら、羽が生えた男の子と女の子が楽しげにおしゃべりをしています。2人はふと、街の真ん中にある小さな公園に目を留めました。「ねえ、見て。あの公園にいる恋人たち。

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