ハナキリン

  1. 物語【ハナキリン】最終話

    次の朝、目覚めたお姫様がお城の窓から外を見ると、そこにはもう立ち並ぶハナキリンはありませんでした。いつも見慣れたハナキリンの変わりに、お城の門の前にはまっすぐな道が伸びているのが見えました。

    続きを読む
  2. 物語【ハナキリン】第3話

    王様の愛情がこもった手紙を、お姫様は涙を流しながら読みました。そして、お姫様は初めて知った自分の境遇と、この城を出て暮らすことへの不安で、胸が震えました。今までたった一人の召使いとしか、自分以外の人間に会ったこともないと言うのに、どうしてこの城を出られましょう。召使いが言いました。

    続きを読む
  3. 物語【ハナキリン】第2話

    どうして自分が一人でいるのか、お姫様は考えたことがありません。遠い遠い記憶で、優しい父と母がいたような気がするけれど、お姫様にとっては物心ついたときから、召使いが自分の唯一の家族でした。お姫様が18歳になったとき、召使いが一通の手紙を持ってきました。

    続きを読む
  4. 物語【ハナキリン】第1話

    昔々あるところに、大きな森がありました。大きな森のその奥に、刺に覆われたハナキリンで守られた、小さなお城がありました。お城には一人のお姫様が、一人の年老いた召使いとともに暮らしていました。お姫様は朝目覚めると、お城の窓を開け外の空気を吸いました。

    続きを読む

「幸せを紡ぐ絵」無料メルマガ

展示・講座開催・1day講座など、最新情報はメルマガでいち早くお知らせします。

ご登録はこちらから>

公式ライン

友だち追加

松本圭のインスタ

フォローお願いします☆

@kei_atelieropal

ページ上部へ戻る