幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【羽ばたく】第2話

    ある時、疲れきり、悲しみに暮れた白い鳥は島のはずれの岸壁にやってきました。岸壁から覗くと、遥か下のほうで波が岩に当たっては砕け、白い泡が渦巻いていました。

  2. 物語【羽ばたく】第1話

    ある離れ小島に、1羽の鳥が住んでいました。その鳥は、真っ白な大きな羽根を持っていましたが、空を飛ぶことができません。同じ頃に卵からかえった兄弟達が飛ぶことを覚えた頃、白い鳥も毎日毎日一生懸命練習しましたけれど、他の鳥たちのように自由に空を飛べるようにはなりませんでした。

  3. 物語【羽ばたく】最終話

    「他の鳥と同じものは与えられなかったけれど、あなたは今、自分の力で生きています。ちゃんと生きると言う役目を果たしています。」涙を流して天使を見つめる白い鳥に、天使はニッコリと微笑みかけました。

  4. 物語【羽ばたく】第5話

    「他の鳥たちが当然のように羽ばたく姿を見て、さぞ辛い思いをしてきたでしょう」天使は優しく白い鳥をねぎらいました。「はい、天使さま。私は大空を羽ばたくことに憧れて生きてきました。他の鳥たちを見ては、なぜ自分だけが?といつも悲しみに暮れていました」「鳥よ。

  5. 物語【羽ばたく】第4話

    白い鳥は、天使のやり取りを静かに聞いていました。「白い鳥よ。鳥が飛ぶのは生きるためです。魚たちが泳ぐのも花たちが咲き乱れるのも、生きるためです。そして白い鳥よ、あなたは今生きています。ちゃんと自分の役目をまっとうしているではありませんか。

  6. 物語【羽ばたく】第3話

    天使は白い鳥を見つめ「耳を澄ませていなさい」というと、岸壁の上の空を飛ぶ鳥たちに話しかけました。「鳥たちよ、あなた方はなぜ空を飛んでいるのです?」「天使さま、それは生きるためですよ。生きるためにはエサを探さなくてはなりません」天使は次に、海を泳ぐ魚に話しかけました。

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