幸せを紡ぐ物語

  1. 物語【朝の仕事】第4話

    だけど、みんなで囲むお弁当の輪の中に、私のお父さんはいません。私はなんだか食欲がわかなくて「しっかり食べないと午後から走れないわよ、リレーの選手でしょう?」と先生に背中をポンと叩かれました。

  2. 物語【ある光】第4話

    光を売る彼女の存在を偶然見つけて、この部屋に通い始めてからどれくらい経っただろう。僕には彼女の光と彼女と過ごす時間が必要だった。ある時、ビールを飲んでいる時に彼女に聞いてみた。

  3. 物語【朝の仕事】第3話

    お父さんはお弁当の時間になっても来ませんでした。ゆうこ先生が「お父さんからお電話があったわよ。お仕事が長引いているんだって。あなたの分のお弁当も用意してあるから、先生と一緒に食べましょうね。」と言ってにっこり笑いました。

  4. 物語【ある光】第3話

    「大丈夫?」「大丈夫よ。いつものことでしょう?ちょっとだけ待ってて」僕な膝を抱えたまま、光の余韻を楽しみながら彼女の回復を待った。やがて彼女はむくりと起き上がると、奥の部屋からビールとつまみの皿を持って来た。光を出した後は体がツラいんだろ?無理しなくていいよ。

  5. 物語【朝の仕事】第2話

    土曜日の朝、お父さんはやけに早く起きたようです。ごそごそと人が動く物音で目が覚め、「お弁当作ってくれるのかなあ…、コンビニのお弁当でもいいのに…」と、寝ぼけた頭でぼんやり思いながら、嬉しい気持ちがこみ上げてきました。今年の運動会はお父さんが見に来てくれる。

  6. 物語【ある光】第2話

    僕は彼女に金を渡すと部屋の隅に膝を抱えて座った。この部屋のどこでどんな格好をしてもいいのだけれど、隅っこで膝を抱えると落ち着いた。灯りを消した部屋の中で、ベットに横たわった彼女のまわりだけがぼんやりと明るくなり始めた。

  7. 物語【朝の仕事】第1話

    洗ったばかりの白いシャツやシーツをパンパン!と気持ちよく広げて物干しに干し、これから高くなるお日様に託します。朝の洗濯と、夕食のためにお米を洗ってご飯を炊いておくのが私の仕事。私より早くに家を出て会社へ行くお父さんが、「じゃあ、頼んだよ。戸締りしっかりな。

  8. 物語【ある光】第1話

    大きな駅を出てしばらくいくと薄暗い路地に出た。都会のビル街のまばゆい灯りの影となり、まるで数十年前から取り残されたままのような小さな家々がならんでいる。その路地をまっすぐに進んでいくと、いつものマンションに着く。

  9. 物語【赤い花】最終話

    背の高い若者は、そっと腰を屈めて娘の前に赤い花を差し出しました。「あなたが悲しみの中にいるとき、必ず助けにきます。もしも空から赤い花びらが舞ったら、私があなたを見守っているときです」若者は娘に赤い花を手渡すと、その花びらを一枚ぷつりと抜いて口にくわえました。

  10. 物語【赤い花】第3話

    いつも一人で山に入っていた娘は、若者に会うことが待ち遠しくなりました。何を話すわけでもないけれど、若者のとなりに座って、若者が握り飯を食べ水を飲むのを見届けると、薪拾いの続きをしに行くのでした。若者は、娘の介抱の甲斐あって日に日に元気になっていきました。

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